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ヨブ記 37章1〜24節 2017年4月29日 |
ヨブよ、これを聞け、
立って神のくすしきみわざを考えよ。(14) エリフは「聞け」と言います。「聞け」と2節で用いられている言葉は、神がモーセを通してイスラエルの民に告げられた「聞け、イスラエルよ」という申命記の言葉を思い起こさせます。このところで用いられているのはとても強い言葉です。新改訳聖書では「しかと聞け」と訳されています。私たちは、時に天を揺さぶるとどろきのように、また時に静かなささやきのように語られる主の御声をしかと聞く必要があります。ヨブは神が答えてくださらないと訴えるのですが、神は確かに語られるお方だからです。
14節の「聞け」は、耳を傾けて聴くということです。ヨブはこのところで、自分の置かれている非常に大きな苦しみで心がいっぱいになっています。ある意味、やむを得なかったとも言えます。しかし、ヨブはもう一度、神のくすしきみわざに心を向ける必要がありました。そして、このエリフの言葉を引き継ぐようにして、三八章では神が直接ヨブに答えられるのです。
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