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ヨブ記 19章1〜29節 2017年4月11日 |
わたしは知る、わたしをあがなう者は生きておられる、後の日に彼は必ず地の上に立たれる。わたしの皮がこのように滅ぼされたのち、わたしは肉を離れて神を見るであろう。しかもわたしの味方として見るであろう。(25〜27) ヨブがビルダデに答えて口を開きます。ヨブの友人たちは、ヨブを悩まし、打ち砕き、辱めました。ヨブは友人たちの言葉を「神のようにわたしを責め」たと言います。兄弟たちも、親類や親友たちもヨブを見捨て、疎遠になりました。しもべたちさえもヨブを無視し、妻からも見捨てられ、小さな子どもたちもヨブを馬鹿にしました。困難の時、苦難の時には多くのそれまで親しかった人たちが離れていってしまいます。人々のあざけり、その中での孤独感はヨブを打ちのめしていました。
しかし、そのような中にあってもヨブは「わたしをあがなう者は生きておられる」と言います。「あがなう者」とは近親者として落ちぶれた者を買い戻してくれる人です。ヨブは誰に見捨てられたとしても、自分を見捨てることなく近親者として立ってくださるお方がいてくださることを知っていました。ヨブは死を覚悟しています。しかし、死の向こうでも、自分は神と会うことができる、しかも自分の味方としてお会いすることができると信じていたのです。
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