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歴代志下 28章1〜15節 2017年1月30日 |
見よ、あなたがたの先祖の神、主はユダを怒って、これをあなたがたの手に渡されたが・・・あなたがた自身もまた、あなたがたの神、主に罪を犯しているではないか。(9〜10) ヨタムの死後、その子アハズが南王国ユダの王となります。アハズ王はバアルのために偶像を造り、それを拝みました。また自分の子たちを火で焼いて偶像の神々にささげたりしました。それらは皆、主が憎まれる異教の習慣でした。
アハズ王の時代にスリヤが南王国ユダに攻め入り、多くの民が捕虜になってダマスコに引いて行かれました。また北王国イスラエルの王ペカはユダで一日で十二万人の勇士を殺し、また二十万人の住民をサマリヤに捕虜として連れていきました。けれども、サマリヤに帰ってきた軍勢の前にオデデという主の預言者が立ちます。そして、確かに主の怒りによってユダとエルサレムの人々は撃ち破られたのだが、あなたがた自身も主に罪を犯しているではないか、これ以上、主の怒りを増し加えることがあってはならない、ユダの民を解放しよう、と語ります。サマリヤの人々はオデデの命を張った訴えに答えて、ユダの民を解放したのでした。
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歴代志下 28章16〜27節 2017年1月31日 |
このアハズ王はその悩みの時にあたって、ますます主に罪を犯した。(22)
さてアハブの時代の南ユダ王国は多くの国難を経験します。スリヤや北王国イスラエルだけでなく、南にあったエドム、また地中海沿岸を治めていたペリシテ人など、四方から民が攻めて来て、住民を捕虜として連れて行き、また、町々村々を奪ったのでした。
アハズはそのような国難の中で東方の超大国アッスリヤに助けを求めます。そして、アハブは多くの宝物をアッスリヤの王テルガテ・ピルネセルにささげたのですが、アッスリヤはアハズの助けにはなりませんでした。
本来でしたら、周辺の国々に頼ったり、アッスリヤにすがったりするのではなく、主なる神に信頼し、すがるべきだったと思います。しかし、アハズは主にすがることをせず、状況はますます悪くなります。しかしアハズはそれでも主にすがらないで、今度はスリヤの神々に仕えることによって国難を乗り切ろうとしたのでした。彼は主の宮を閉ざし、偶像を国に満たしていきます。そして、主の怒りの中で彼はその生涯を閉じていったのでした。
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