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歴代志下 9章1〜12節 2017年1月6日 |
わたしが国であなたの事と、あなたの知恵について聞いたうわさは真実でした。・・・あなたの知恵の大いなることはその半分もわたしに知らされませんでした。あなたはわたしの聞いたうわさにまさっています。(5〜6) ソロモンの名声は世界中に広がって行きました。そしてシバの国にもその噂は伝わります。シバとはアラビヤ半島の南部にあったとか、エジプトの南にあったとか言われていますが、いずれにしてもイスラエルに隣接する国々の一つではなく、非常に遠方の国です。そのような遠い国にまでソロモンの噂が伝わっていたことが分かります。シバの女王は、長い道のりを多くの難問をもって、ソロモンのところにやってきます。しかし、ソロモンは女王の持ってきた問いにすべて明快に答えていきます。
それだけではなく、女王は、ソロモンの建てた家、出される食事、家来たちの姿、そして、またソロモンの主を礼拝する姿に圧倒されてしまったのでした。
女王はソロモンの噂が全部真実であり、実際にはすべてが噂以上であったことを知り、感嘆の声を上げました。後に、主イエスはソロモンに優るお方としてご自身を示されました。主イエスの知恵は、私たちの思いや期待・想像をはるかに越えるものなのです。
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歴代志下 9章13〜31節 2017年1月7日 |
地のすべての王は神がソロモンの心に授けられた知恵を聞こうとしてソロモンに謁見を求めた。(23) 地の全ての王たちはソロモンの噂を聞き、その知恵を聞こうとしてやって来ました。ソロモンのところには世界中の富と宝が持ち込まれてきました。ソロモンは貿易でも成功しましたので、ソロモンも、この時代のイスラエルも非常に豊かになりました。金が有り余って大盾・小盾を純金で造ったほどです。金が豊富でしたので、銀は全く重んじられませんでした。
聖書は、そのようなすばらしく、魅力的な知恵は神がソロモンに授けて下さったものだと言います。人を不幸にし、滅ぼしてしまうような地につく知恵もありますが、ソロモンの知恵はまさに上からのものでした。そして主はそのような知恵を彼の心に授けてくださいました。確かにソロモンは多くの知識を持っていましたけれど、それは単なる頭で暗記した知識というようなことではなく、神に向かい、また人を生かすような知恵でした。ヤコブはその手紙の中で、知恵に不足している者は神に求めるようにと書きました。神によって心に知恵を与えられたいと思います。
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