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歴代志下 10章1〜19節 2017年1月8日 |
レハベアム王は長老たちの勧めをすて、若者たちの勧めに従い、彼らに告げて言った、「父はあなたがたのくびきを重くしたが、わたしは更にこれを重くしよう・・・」(13〜14) ソロモンの死後、ソロモンの子レハベアムが王位を継ぎました。しかし、民は集まってレハベアムに、厳しい労役と負担を軽くしてほしいと申し出ます。ソロモンの繁栄の影で、その四十年の治世の終わり頃には、その多くの事業の裏で苦しむ人々がいました。しかし、ソロモンは、それに気づかなくなっていたのです。
レハベアムはソロモンに仕えてきた長老たちにどうすべきか意見を求めます。長老たちは、ソロモンの子レハベアムが人々の心をつかんで国を良く治めていくためにとても賢明なアドバイスをします。しかし、レハベアムは、今度は自分と一緒に育った若い世代の家臣たちの意見を求めます。若い家臣たちは民に厳しく答えることによって、統治を固くするようにと語るのでした。レハベアムは若者たちの進言を採用します。彼は意見を聞くというより、自分の思いと同じことを語ってくれる人を求めたのでしょう。レハベアムの決断は完全に裏目に出てしまったのでした。
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