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歴代志下 5章1〜14節 2016年12月31日 |
箱の内には二枚の板のほか何もなかった。これはイスラエルの人々がエジプトから出て来たとき、主が彼らと契約を結ばれ、モーセがホレブでそれを納めたものである。 (10) 神殿の中心は聖所でした。そして聖所でも一番聖なる場所とされたのが「至聖所」でした。至聖所には一年にただ一度、大祭司だけが入ることができました。その至聖所の中に置かれていた、いわば至聖所の心臓部が「主の契約の箱」でした。軽々しくその箱に触れたり、その箱をのぞいたりしてはなりませんでした。しかし、契約の箱自体に何か魔術的な意味があったのではありません。その箱自体は礼拝の対象ではありませんでした。その箱の中には、契約の板が入っていました。それはイスラエルの民がエジプトから救い出されて、神の山ホレブに着いた時、神がイスラエルの民に与えられた律法の言葉が書かれていました。それは聖なる神とイスラエルの民との結びつき、つながりを示す契約のしるしでした。
今、私たちと神とのつながりを示すのは、律法の言葉ではありません。主イエスの十字架と、聖書にあらわされた神の恵みの言葉なのです。
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