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歴代志下 4章1〜22節 2016年12月30日 |
こうしてヒラムはソロモン王のため、神の宮の工事を終えた。(11) ソロモンの神殿建築工事は単に建物の建築だけでは終わりません。そこで礼拝に使う様々な家具や祭具も用意しなければなりませんでした。ささげものを焼いてささげる青銅の祭壇が造られ、祭司が身を洗うための「海」、ものを洗うための洗盤が造られました。金の燭台が十個、机も十個、金の鉢、つぼ、十能(炭などを運ぶスコップのようなもの)・・・多くの祭具が金や青銅で造られました。光り輝く神殿はどんなに美しかったことでしょう。
その工事の細工にあたったのが、ソロモンの求めに答えてツロの王ヒラムによって遣わされた達人ヒラムでした。彼の父親はツロの人、母親はイスラエルのダン部族の人でした(一13〜14)。彼はツロで成長したのでしょう。彼がこの時代に、二つの国をまたぐ存在として生まれたということは、彼に多くの試練をもたらしたことと思います。しかし、そこには主の深い知恵がありました。彼は、彼にしかできない仕方で神殿の建築に関わることになったのでした。
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