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歴代志下 25章1〜13節 2017年1月25日 |
アマジヤは神の人に言った、「それではわたしがイスラエルの軍隊に与えた百タラントをどうしましょうか」。神の人は答えた、「主はそれよりも多いものをあなたにお与えになることができます」。(9) ヨアシの子アマジヤが二五歳で父親の後を継ぎました。ヨアシは南王国ユダの南に住んでいたセイル人(エドム人)との戦いを余儀なくされていました。南ユダ王国の戦力はというと、その当時、兵士として出ることができるのは三十万人だけでした。危機感を感じたアマジヤは北王国イスラエルから銀百タラントで大勇士十万人を雇うことに成功します。それはアマジヤの南王国にとってとても大きな金額でしたが、アマジヤはまさに勝負に出たのです。
しかし、神の人がアマジヤのところに来て、神に従わない北王国の人々を雇ってはならない、そのような方法で強くなろうとしてはならない、と告げたのでした。アマジヤはもうすでにお金を支払っているし、返してくれとも言えない・・・と思うのですが、神の人は「主はそれよりも多くのものを与えることができる」とアマジヤを励ましたのでした。主は従う者に損をさせるお方ではないのです。
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歴代志下 25章14〜28節 2017年1月26日 |
それゆえ、主はアマジヤに向かって怒りを発し、預言者を彼につかわして言わせられた、「かの民の神々は自分の民をあなたの手から救うことができなかったのに、あなたはどうしてそれを求めたのか」。(15) 神の言葉を聞いて、神に信頼し、従ったアマジヤを主は豊かに祝福し、大勝利を与えてくださいました。しかし、北王国イスラエルの人々を怒らせてしまったのは確かです。アマジヤは撃ち破ったセイル人の神々を自分の国に持って帰って、これを自分の神として礼拝をささげました。主はまた預言者をアマジヤに遣わし、警告を発せられます。しかし、アマジヤは聞く耳を持とうとしませんでした。
アマジヤはエドムに勝利した勢いで、北王国イスラエルに攻めていこうとします。気持ちが大きくなってしまったのかも知れません。北王国イスラエルの王ヨアシは無用の戦いを避けようとしたのですが、アマジヤは言うことを聞きませんでした。そして北王国との戦いで、アマジヤは多くを失うことになります。主に従うことをやめてしまった時から、すべての歯車が狂っていったのでした。
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