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歴代志下 24章1〜16節    2017年1月23日

ヨアシは祭司エホヤダの世にある日の間は常に主の良しと見られることを行った。(2)  

 ヨアシは七歳で王となり、その後四十年間王として治めましたが、彼の父となり、また彼を導いたのは祭司エホヤダでした。ですから、祭司エホヤダの存命中はヨアシ王はいつも主の良しとされる道を歩みました。
 ヨアシ王は主の宮の修繕を決意します。そして祭司・レビ人たちにそれを命じたのですが、祭司たちは一向に工事を始めようとしません。ヨアシ王はついに主の宮の修繕のための献金箱を宮の門の外に置いて、人々に献金を求めたのでした。民は皆喜んでささげました。
 王の指導の下で、主の宮の修復工事が始まりました。そして、職人たちの忠実な働きによってその工事ははかどって、神の宮は元通りに修復されたのです。人々がささげたものは建物の修理だけでなく、主の宮の器をそろえるためにも用いられました。そして、その修繕された主の宮では絶えず燔祭がささげられ、主の御前に礼拝がささげられたのです。祭司エホヤダも非常に大きな尊敬を集め、とても大切な働きを全うしたのでした。

歴代志下 24章17〜27節    2017年1月24日

主は彼らをご自分に引き返そうとして、預言者たちをつかわし、彼らにむかってあかしをさせられたが、耳を傾けなかった。(19) 

 エホヤダの死は南ユダ王国にとても大きな影響をもたらしました。祭司エホヤダの在世中、肩身が狭い思いをしていた偶像の信奉者たちがヨアシ王を持ち上げながら、偶像礼拝の許しを求めたのでした。ヨアシはうやうやしく敬意を表すユダのつかさたちに、気持ちが動いてしまったのかもしれません。いずれにしてもヨアシは彼らの求めを受け入れ、南王国ユダにまた偶像が入り込んでしまったのでした。
 主はそんな南ユダ王国の人々をもあわれんで、ご自身のもとに引き戻そうと預言者たちを遣わされました。しかし彼らは耳を傾けません。ヨアシの父親代わりであった祭司エホヤダの子・預言者ゼカリヤの必死の訴えをも拒んで、ヨアシ王はゼカリヤを主の宮の庭で殺害したのでした。心かたくなな生き方の恐ろしさを思います。[主イエスが「義人アベルの血から・・・ザカリヤの血に至るまで」(マタイ二三35)と語られたのは、このゼカリヤのことです。アベルは旧約聖書の最初の殉教者、ゼカリヤは最後の殉教者(ユダヤ人の旧約聖書では順序が違い、歴代志が最後になります)でした]。



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