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申命記 34章1〜12節 2016年3月21日 |
こうして主のしもべモーセは主の言葉のとおりにモアブの地で死んだ。(5) 神はモーセをネボ山に上らせ、ピスガの頂から、ヨルダン川の西側に広がる乳と蜜の流れる地を見せられました。モーセはこの時点で百二十歳。ただ彼はまだ目もかすまず、気力も衰えていませんでした。また「イスラエルには、こののちモーセのような預言者は起こらなかった」とあるように、モーセはまさに傑出した人物でした。主はモーセの後継者としてヨシュアを立てておられたのですが、やはりモーセと同じことをヨシュアに求めるのは酷だったでしょう。モーセは「主が顔を合わせて知られた」特別な器でした。しかし、そのような特別な器も地上の生涯を終えなければなりませんでした。モーセは何かを成し遂げたという感覚はなかったことでしょう。やり残して去って行かなければならないという感覚の方が強かったかも知れません。しかし、モーセは主の言葉によって歩み、主の言葉のとおりに死にました。そして、主はモーセの生涯を決して無駄にはなさらなかったのです。
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