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申命記 28章1〜14節 2016年3月6日 |
もし、あなたがあなたの神、主の声に聞き従うならば、このもろもろの祝福はあなたに臨み、あなたに及ぶであろう。(2) 今日の聖書の箇所には、イスラエルの民が守るべき二つの祭、七週の祭と仮庵の祭が取り上げられています。七週の祭とは、過越の祭から七週後に祝われ、五十日目の祭という意味で、ペンテコステ(五旬節)とも言いました。神がイスラエルと契約を結び、律法を与えられた日としても大切にされました。季節としては五月〜六月頃です。もう一つの仮庵の祭は九〜十月頃ですが、一年の収穫が終わった頃に祝われました。一年の感謝を献げると共に、贖いの日という特別な日が祝われて、その後、この仮庵の祭が守られます。荒野での四十年間の守りと導きを忘れないためでもありました。
イスラエルの男子は、これらの祭のたびに主が定められた町で、この祭を祝い、主の前に出ました。これらの祭は主がイスラエルに与えられた大きな喜びの時であり、楽しみの時でした。私たちも、主が私たちを愛し、あがなってくださったこと、いつも守り導いてくださっていることを、心から喜んで主を礼拝したいと思います。
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申命記 28章15〜46節 2016年3月7日 |
これはあなたの神、主の声に聞き従わず、あなたに命じられた戒めと定めとを、あなたが守らなかったからである。これらの事は長くあなたとあなたの子孫のうえにあって、しるしとなり、また不思議となるであろう(45〜46) イスラエルの民が約束の地に入って行った時に、罪を犯し、他の神々を拝むようになったらどうするかが語られています。そのような場合には、単なる伝聞で裁くのではなく、よく調べ、そのことが事実かどうかを慎重に調べなければなりませんでした。また複数の証言が必要でした。そして、そのことが事実であると確認されたときには、その罪を犯した人は死ななければなりませでした。
また、大きな事件は、レビ人である祭司とその時の裁判人の判断に従わなければなりませんでした。祭司や裁判人には大きな権限が与えられ、誰も彼らに背いてはなりませんでした。彼らは律法に基づき、神の言葉に基づいて判決を下すことになっていたからです。
祭司に聞き従わない人は死ななければなりませでした。主の御言に従うことが求められ、また主が定められた秩序に従うことが求められていたからです。
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申命記 28章47〜68節 2016年3月8日 |
あなたがすべての物に豊かになり、あなたの神、主に心から喜び楽しんで仕えないので、あなたは飢え、かわき、裸になり、すべての物に乏しくなって、主があなたにつかわされる敵に仕えるであろう。(47〜48) モーセは、イスラエルの民が約束の地に入って行った時、やがてきっと周辺の国々と同じように王がほしいと言い出すようになることを知っていました。しかし、モーセはイスラエルにおいては決して王は他の国々と同じではないことを語ります。
第一に、その人は神が選ばれた人でなければなりませんでした。そして、その人は外国人ではなく、同胞の一人でなければなりませんでした。
第二に、王は馬に頼り、馬を獲るためにエジプトに戻ってはなりませんでした。
第三に、多くの妻を持ったり、多くの金銀を蓄え、そのようなものに心を迷わしてはなりませんでした。
第四に、律法の写しを作り、自分のもとにそれを置いて、いつもそれを読み、学び、その律法に従っていかなければなりませんでした。
イスラエルの王は高ぶって人々を従わせるのではなく、しもべとして神に、そして民に仕えるべき者だったからです。
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