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申命記 15章1〜11節 2016年2月11日 |
あなたは心から彼に与えなければならない。彼に与える時は惜しんではならない。あなたの神、主はこの事のために、あなたをすべての事業と、手のすべての働きにおいて祝福されるからである。(10) イスラエルにおいては同じヘブル人同士では、七年の終わりごとにゆるしがふれ示され、借りていたものは全部ゆるされることになっていました。そのようにして同じ主にある同族の者たちの間に、あまりにも大きな貧富の差が生じ、また貧しい人々がその貧しさから抜け出すことができなくなり、望みを失ってしまうことがないようにされていました。
貧しい人々が助けを求める時に、惜しんだり、心を閉ざしたりしないようにと、主は語られました。貧しい人々に与えたり、貸していたものをゆるすことによって、自分が損をすると思ってはなりません。私たちが与えられているものもみな、もともと主のものですし、心から、惜しむことなく、与える人を主はそのすべての働きにおいて祝福してくださるからです。そのようにして与え、ゆるすことによってかえって豊かになっていくということが起こってくるのです。
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申命記 15章12〜23節 2016年2月12日 |
しかしその人があなたと、あなたの家族を愛し、あなたと一緒にいることを望み、『わたしはあなたを離れて去りたくありません』と言うならば、あなたは、きりを取って彼の耳を戸に刺さなければならない。(16〜17) 極度の貧しさの中で、イスラエルの民の中でも、身売りをして、誰かの家のしもべ・奴隷として仕えるということがありました。そのような場合でも、六年仕えたら、七年目には自由の身になることになっていました。その奴隷を自由にすることを惜しんではなりませんでした。かえって「快く」解放するようにとここでは勧められています。彼はあなたの兄弟でもあるからです。そして、そのような生き方に生きる時に、主はすべてのことに祝福すると約束してくださいました。
しかし、もし、その奴隷が自由の身になることよりも、主人と、その家族を愛し、その家でずっと仕えることを願うときには、きりを取って、その奴隷の耳を戸に刺しました。そのようにして耳に穴を開けることを、「耳を開く」と言いました。耳に穴を開けられた奴隷は、その主人の声を聞き、その言葉を聞いて、ずっと従って行くことを願った者として、その家で仕えることができたのでした。
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