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申命記 13章1〜18節 2016年2月8日 |
あなたがたのうちに預言者または夢みる者が起って、しるしや奇跡を示し、あなたに告げるそのしるしや奇跡が実現して、あなたがこれまで知らなかった『ほかの神々に、われわれは従い仕えよう』と言っても・・・(1〜2) 私たちは、目に見えるものを確かなものと信じ、目に見えないものは不確かなものとして信じることを躊躇します。しかし、私たちの視覚も実はあまりあてにならないものです。視覚も、自分たちの経験や思い込みに左右されてしまうことが多いからです。聖書は、「目に見えるものは一時的で、目に見えないものは永遠に続く」と言っています。
モーセは、そのような人間の弱さをよく知っていました。実際、イスラエルの民は目に見える困難や試練にばかり目を向けて、目に見えない神に信頼することを拒むことが何度もありました。また、誰かが私たちの前に立って、いろいろな不思議なこと(たといそれが種も仕掛けもないないものであったとしても)をすると、私たちは案外目に見えるしるしによって信じ、振り回されてしまうということがあるのです。それが正しいことかどうかは主に祈り求めながら、御言によって判断しましょう。
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