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民数記 35章1〜34節 2016年1月2日 |
あなたがたがヨルダンを渡ってカナンの地にはいるときは、あなたがたのために町を選んで、のがれの町とし、あやまって人を殺した者を、そこにのがれさせなければならない。(10〜11) レビ族は神の働きを担うことが嗣業とされましたので、まとまった領地は受けませんでした。まさにレビ族にとって、神の働きを負うことは一つの領地を得る以上に光栄なことでした。ただ、彼らも住む場所がなければなりません。レビ族のためにはイスラエル全土に四八の町々が与えられ、その周辺の放牧地もレビ族のものとされました。これには深い神の知恵があったのでしょう。レビ族がイスラエルの各地に分かれて住むことによって、外敵からの侵略によって、レビ人が討たれることがあっても、レビ族が全滅してしまうことはなかったからです。
四八の町の中で六つの町は「逃れの町」でした。それはあやまって人を殺してしまった人が相手の家族の復讐を避けて身を隠す場所でした。故意の殺人者は裁きを受けなければなりませんでしたが、そのような意図はなかったのに、結果として人を殺してしまった人は守られたのでした。
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