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民数記 25章1〜18節 2015年12月17日 |
ピネハスは自分のことのように、わたしの憤激をイスラエルの人々のうちに表わし、わたしの怒りをそのうちから取り去ったので・・・わたしは平和の契約を彼に授ける。(11〜12) バラムにイスラエルを呪わせるという作戦が失敗した後、モアブの王バラクはイスラエルに対して次のわなをしかけます。モアブの娘たちがイスラエルに近づき、みだらなことをし始めると共に、その地のバアル神を拝ませたのでした。この背後には、実はバラムの入れ知恵があったのではないかとも言われています。
姦淫にふけり、偶像の神々を拝むイスラエルの民に対して、神は怒りを発せられます。疫病が起こって多くの人々が倒れていきます。しかし、全会衆が心を痛め、泣いて悲しんでいるときに、人々の目の前で、ひとりのイスラエル人が、ミデアンの女性を連れて来るのが見えました。それを見たアロンの子エレアザルの子であるピネハスはやりをもってそのイスラエル人とミデアンの女性を刺し殺したのでした。主の怒りを自分の怒りのようにして表したピネハスに、神は平和の契約を与えて下さいます。平和は神との正しい関係から始まるからです。
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