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民数記 18章8〜20節 2015年12月2日 |
これは主の前にあって、あなたとあなたの子孫とに対し、永遠に変らぬ塩の契約である。(19) 今日の箇所ではアロンとその子たちに与えられる報酬について記されています。動物のささげもののうち、焼いてささげられた残りの肉はアロンとその子たちに与えられました。初穂としてささげられた油、ぶどう酒、穀物なども彼らの取り分でした。アロンは、他のイスラエルの民とは違って土地は与えられませんでした。その子たちも土地を親から受け継ぐことはありませんでした。彼らにとって、主ご自身が嗣業であり、受け継ぐべきものでした。そのようにしてアロンの子たちは代々、主の務めを受け継ぎました。しかし、そんな彼らの必要のために、主はよいものを与えて下さったのです。
主はアロンに対して、これは「永遠に変らぬ塩の契約」とおっしゃいます。塩は穀物のささげものには必ず添えられました。「塩は親切、友愛、持続、忠誠」を表しているとされます。神は特別な関係の中にアロンを招き入れてくださいました。そして、その召しと与えられる恵みも永遠に変わらない、とされたのです。
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民数記 18章21〜32節 2015年12月3日 |
わたしはレビの子孫にはイスラエルにおいて、すべて十分の一を嗣業として与え、その働き、すなわち、会見の幕屋の働きに報いる。(21) レビ族はイスラエルの十二部族の一つでしたが、まとまった土地としての嗣業は受け継ぎませんでした。彼らは会見の幕屋の務めを担い、イスラエルの民の礼拝を支えたのです。彼らにとって、主が嗣業でしたし、主の務めを負うことが嗣業だったのです。そんなレビ族のために、主はイスラエルの民が各々その与えられたものの十分の一をささげて、レビ族を支えることを命じられたのです。もし、イスラエルの民がきちんと主に十分の一をささげていったら、レビ族は主の務めに専念することができたはずです。
そしてレビ人たちは自分たちに与えられたもの十分の一を主にささげて、祭司アロンとその子たちを支えました。そのささげるものは良いところ、聖なる部分でした。
このようにして、召された者たちは心を込めて、主の務めにあたり、民たちは主に仕える者たちを心を込めて支えたのでした。
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