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民数記 3章1〜13節 2015年10月28日 |
レビの部族を召し寄せ、祭司アロンの前に立って仕えさせなさい。彼らは会見の幕屋の前にあって、アロンと全会衆のために、その務をし、幕屋の働きをしなければならない。(6〜7) モーセとアロンは兄弟で、アロンの方が三歳年上でした。そして二人はレビ族の家に生まれたイスラエル人でした。祭司の務めは代々このアロンの子孫が受け継ぎ、また幕屋の務めはレビ人たちが担って、祭司をサポートしました。
アロンには四人の男の子がいました。ナダブ、アビウ、エレアザル、イタマルの四人です。彼らはみな油注がれて祭司の務めに任じられていました。しかし、上の二人は、主の御言に従わなかったので、主の前に打たれて死んでしまいます。そこでアロンの子たちのエレアザルとイタマルがアロンを支え、その働きを受け継いでいくことになります。
祭司たちは主の御前にとても大切な務めを負いました。しかし、祭司たちだけではその働きを全うすることはできませんでした。レビ人たちの助けがどうしても必要だったのです。そしてレビ人たちは、祭司に仕え、またイスラエルの民に仕え、神に仕えていったのです。
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民数記 3章14〜39節 2015年10月29日 |
モーセとアロンとが、主の言葉にしたがって数えたレビびとで、その氏族によって数えられた者、一か月以上の男子は、合わせて二万二千人であった。(39) レビ人たちの数が数えられますが、レビ人たちは他のイスラエルの民の数に足してはならないことになっており、数え方も他の部族とは違っています。他の部族は二十歳以上の戦いに出ることのできる者の数が数えられますが、ここでは一ヶ月以上の男子の数が数えられます。レビ族には三つの氏族がありました。レビの三人の子たち、ゲルション、コハテ、メラリがそれぞれの氏族を形成し、それぞれがチームを形成して主の働きに携わったのです。ゲルションの子孫として数えられたのが七千五百人、コハテの子孫が八千六百人、メラリの子孫が六千二百人で合計二万二千三百人ですが、コハテの子孫の八千六百人というのは写本のミスで、元々はコハテは八千三百人だっただろうとされています。いずれにしてもレビ族が、二章で数えられた他の部族と比べても最小の部族だったことが見てとれます。しかし、主はそのレビ人たちにその特別な使命を託されたのです。
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民数記 3章40〜51節 2015年10月30日 |
主なるわたしのために、イスラエルの人々のうちの、すべてのういごの代りにレビびとを取り、またイスラエルの人々の家畜のうちの、すべてのういごの代りに、レビびとの家畜を取りなさい。(41) さてレビ族が一ヶ月以上の男子の数で数えられたのには理由がありました。それは、エジプトで奴隷であったイスラエルの民がエジプトから救い出された時に、エジプト中のういごが死ぬという災いが起こりました。イスラエルの民は過越の小羊の血を家のかもいと二本の柱に塗ることによって守られたのですが、その時に主は、生きながらえたイスラエルのういごたちはみな神のものだとされました。しかし、神はイスラエルのういごの代わりにレビ人をご自身のものとして取ると言われたのでした。今度はイスラエル中の一ヶ月以上のういごの数が数えられました。二万二千二百七十三人。レビ人との差は二百七十三人です。この二百七十三人分はお金であがなうことになりました。
もちろん、イスラエルの民はすべて主の民、主のものとされていましたが、その中でも特に主にささげられたものとしてレビ人が取り分けられたのです。
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