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民数記 30章1〜16節 2015年12月26日 |
七月には、その月の第一日に聖会を開かなければならない。なんの労役をもしてはならない。これはあなたがたがラッパを吹く日である。(1) モーセの時代に定められたイスラエルの祭の三つ目は七月に祝われました。これは今の暦で言うと九〜十月にあたり、生活上の新年にあたりました。つまり、大麦・小麦・ぶどうなどの農耕を中心とした一年としてはすべての収穫が終わり、次の年のための仕事が始まるときなのです。今でもイスラエルでは新年を九月頃に祝いますし、カレンダーは九月からのものが普通に売られています。これは一年の歩みを支えられた主に感謝し、新しい一年のために祝福を求める時でもありました。
そのような中で七月一日はラッパが吹き鳴らされ、新年が布告され、十日は贖罪日として大祭司が動物の血を携えて至聖所に入り、十五日から仮庵の祭が始まり、一週間、民は仮庵に住まなければなりませんでした。これは主が荒野での四十年間、イスラエルの民を守り、導かれたことを思い起こすときでした。このようにして、イスラエルの民は、神の救いの御業を思い起こし、次の世代にも手渡していったのです。
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