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民数記 16章1〜19節     2015年11月27日

イスラエルの神はあなたがたをイスラエルの会衆のうちから分かち、主に近づかせて、主の幕屋の務をさせ、かつ会衆の前に立って仕えさせられる。これはあなたがたにとって、小さいことであろうか。(9)

 レビ族のコハテの子孫であるコラと、ルベン族のダタン、アビラム、オンは、イスラエルのつかさたる人々二百五十人と共に、モーセに逆らいます。コハテ族はレビ族の三氏族の中でも主の幕屋で一番大切な聖なるものを運ぶ働きを委ねられた人々でした。しかし、彼らは、モーセに逆らって、モーセは分を越えている、王になろうとしている、そのくせ、モーセは自分たちを乳と蜜の流れる地に導くことができないではないか、とモーセのリーダーシップに疑問を投げかけたのでした。そして、コラたちの訴えに共鳴する人々も多く、事態は非常に緊迫していました。人々の不満が爆発したのです。
 モーセは、レビ族の人々に問いかけます。神があなたがたを召して、主の幕屋の務めをさせられたのは小さいことだろうか・・・。主は私たちをも罪の中から贖い出し、主の民として、主の御用をゆだねて下さっています。自分に与えられている務めを感謝して担うおたがいでありたいと思います。

民数記 16章20〜40節     2015年11月28日

モーセは会衆に言った、「どうぞ、あなたがたはこれらの悪い人々の天幕を離れてください。彼らのものには何にも触れてはならない。彼らのもろもろの罪によって、あなたがたも滅ぼされてはいけないから」。(26)

 コラとその仲間たちは、民衆を扇動して、モーセとアロンに逆らわせようとします。そして、主はモーセとアロンに、「わたしはただちに彼らを滅ぼす」と語られたのでした。モーセとアロンはただちに主の前にひれ伏して、民のためにとりなしをします。
 そして、モーセは、コラたちの天幕から離れるようにと命じます。そして、人々が彼らから離れた時、地が口を開いて、生きながら彼らを飲み尽くしてしまったのでした。また、アロンに逆らい、火皿を整えて、主の前に立っていた二百五十人は焼け死んでしまいました。
 神に逆らい、高ぶった人々は、その罪のゆえに裁かれて滅んでしまいました。イスラエルの民はその裁かれるべき者たちから離れなければなりませんでした。そして、イスラエルが全く滅ぼされなかったのは、神のあわれみのゆえであり、モーセたちのとりなしのゆえだったのです。

民数記 16章41〜50節     2015年11月29日

アロンはモーセの言ったように、それを取って会衆の中に走って行ったが、疫病はすでに民のうちに始まっていたので、薫香をたいて、民のために罪のあがないをし・・・疫病はやんだ。(47〜48)

 非常に激しい裁きが下り、悪い人々が滅ぼされてしまってから一夜が明けました。イスラエルの民は謙虚になって主の御前に悔い改めるのが本当だったと思います。しかし、イスラエルの民は悔い改めるのではなく、またモーセとアロンに反抗し、コラとその仲間たちの肩を持つようにして、モーセたちがコラとその仲間たちを殺したのだ、とつぶやいたのでした。主はモーセに、イスラエルの会衆を滅ぼすので、彼らを離れるようにと語られます。モーセとアロンは再び主の御前にひれ伏します。
 モーセは神の怒りがイスラエルの民に臨んでいることを知って、大急ぎでアロンを送り出し、イスラエルの民のためにあがないをさせます。イスラエルの民は次々に疫病に倒れていました。しかし、アロンが罪のあがないをすることによって、疫病はとどまったのでした。
 自分を悪く言い、責め立てる民のためにもとりなし続けるモーセたちに学びたいと思います。



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