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民数記 26章1〜51節 2015年12月18日 |
ただし、コラの子たちは死ななかった。(11) 神はモーセと、アロンの子、祭司エレアザルにイスラエルの会衆の総数を数えるようにと命じられます。ちょうど四十年前に神はエジプトから出たイスラエルの民の数を数えさせられましたが、荒野の旅の最後にもう一度一人一人、数えられていくのです。総数としては一回目が六十万三千五百五十人、二回目が六十万一千七百三十人ですから、荒野での過酷な生活や、また神の裁きにもかかわらず、イスラエルの民はほとんど減っていないことが分かります。細かく見ていくと、ほとんどの部族で、人数は変わらないか、増えている中で、シメオン族が五万九千三百人から二万二千二百人へと大きく数を減らしています。二五章でピネハスに殺されたのはシメオン族の男性でした。いくつかの裁きの中で多くの人々が倒れていったのかも知れません。
ルベン族のダタンとアビラムが、コラと共に生きながら地に飲み込まれてしまったことが書かれています。しかし、コラの子たちは神のあわれみの中で生かされます。そして後に、聖歌隊でとても大切な役割を担うようになります。神のあわれみの大きさを思います。
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民数記 26章52〜65節 2015年12月19日 |
それで彼らのうちエフンネの子カレブとヌンの子ヨシュアのほか、ひとりも残った者はなかった。(65) イスラエルの民は神が約束されたカナンの地に入って行こうとしています。そしてそのカナンの地では、イスラエルの各部族の大きさに応じて、土地が分け与えられることになっていました。そして、この土地の分配はくじによってなされました。私たちは御言を与えられ、また聖霊に導かれて、決断をして行きますが、この当時の人々はしばしばくじで神の御心を問うことをしました。しかし、それは適当に、偶然で、いろいろなことが決まっていくということではなく、イスラエルの民はそこに、すべてを定め、導かれる神の働きを認めたのです。
民の総数としてはほぼ変わらなかったのですが、顔ぶれは一新していました。四十年の時の流れの中で世代が変わったということ以上に、カデシ・バルネアでイスラエルの民が背いたために、その時に二十歳以上だった人々はみな荒野で死んでいったのです。二回の人口調査で共に数えられたのはヨシュアとカレブの二人だけでした。彼らは主に信頼して生きたからです。
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