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民数記 27章1〜11節 2015年12月20日 |
ゼロペハデの娘たちの言うことは正しい。あなたは必ず彼らの父の兄弟たちと同じように、彼らにも嗣業の所有地を与えなければならない。すなわち、その父の嗣業を彼らに渡さなければならない。(7) 土地の分配の話が出て来た時に、マナセ族のゼロペハデの娘たちがモーセとつかさたちのところに来て言いました。ゼロペハデには娘が五人いたのですが、息子はいませんでした。そしてゼロペハデ自身も荒野の四十年の中で死んでしまいました。そうすると、ゼロペハデの名を残し、家を守るものは誰もいなくなってしまう。こうして約束の地に入って土地を分配するというときにも、自分たちの住むところもないし、父ゼロペハデの家が、いわば断絶することになってしまう。だから、自分たちは女だけれど土地の分割にあずからせてほしいという訴えでした。
モーセはこの問題を主の前に持って行き、主はモーセに答えられました。主は彼女たちの訴えを聞き、受けとめてくださったのです。それは大きな責任を伴うことでしたが、彼女たちもそれを負っていく覚悟をしていったのです。
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民数記 27章12〜23節 2015年12月21日 |
そこでモーセは主が命じられたようにし、ヨシュアを選んで、祭司エレアザルと全会衆の前に立たせ、彼の上に手をおき、主がモーセによって語られたとおりに彼を任命した。(22〜23) 神はモーセに、ヨルダン川の東側のアバリムの山に登り、主がイスラエルの民に与えようとしておられる地を見せてくださいました。それは乳と蜜との流れる地、神の祝福に満ち満ちた地です。モーセはどれほどその地に入りたかったことでしょうか。しかしメリバの水の事件で、モーセが怒りにまかせて行動したために、その地に入ることができなくなってしまったのです。
モーセは神に、自分が入って行けないとしても彼らを導く牧者を立ててくださるようにと求めます。神はヌンの子ヨシュアを後継者として立て、その職に任じるようにと、モーセに命じられたのでした。
そしてモーセは、ヨシュアの上に手を置き、彼を任命したのでした。私たちは永遠にこの地上に生き続けるのではありません。私たちは今自分が負っている仕事を真実に果たしていくと共に、いつかはそれを次の人に託していかなければなりません。そして、主は、私たちが求める時にそのような後継者をも与えてくださることでしょう。
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