バックナンバー
|
民数記 24章10〜25節 2015年12月16日 |
わたしは彼を見る、しかし今ではない。わたしは彼を望み見る、しかし近くではない。ヤコブから一つの星が出、イスラエルから一本のつえが起り、モアブのこめかみと、セツのすべての子らの脳天を撃つであろう。(17) バラク王は、バラクの願いを知りながら、三度もイスラエルの民を祝福したバラムに怒りを発します。しかし、バラムはさらにイスラエルに将来与えられる祝福についても語ります。一人の偉大な王が現れて、モアブやエドムに対しても勝利を得るようになるという幻です。ここで「一つの星」「一本の杖」と言われているのは、後にイスラエル王国を確立していくダビデ王のことを指し示しているものと思われます。ダビデはイスラエル王国第二代の王として、王国を強固にし、それに続くダビデ王朝の基礎を築きました。神は羊の群れを飼っているところからダビデを召し出して、全イスラエルの王とされました。ダビデは神に愛され、神を愛し、心から神に仕えました。けれどもダビデは完全ではありませんでした。ダビデはやがて来られる救い主を指し示したのです。
イスラエルの民は、後に困難な時にも、やがて神が自分たちのためにダビデの子孫として王なる救い主を送ってくださることを信じていました。そして約束の通りに主イエスが来てくださったのです。
|
|
|