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歴代志上 9章1〜13節 2016年12月3日 |
これらはその氏族の長で、合わせて一千七百六十人、みな神の宮の務をするのに、はなはだ力のある人々であった。(13) やがてイスラエルの民はその不信のゆえにバビロンに捕らえ移されたのですが、イスラエルの民が住んでいたカナンの地は、神がイスラエルの民のために用意してくださった良い地でした。そして中でもエルサレムは神が選ばれ、その名を置かれた都でした。そしてその都にはユダ族、ベニヤミン族、エフライム族、マナセ族の人々が住み、また祭司たちや、そのサポートをするレビ人たちが住んでいました。
祭司として仕えていた人々について歴代志の記者は「みな神の宮の務めをするのに、はなはだ力のある人々」だったと言います。彼らは自分に与えられた使命に忠実に生きた人々でした。心をつくし、力をつくして、神の宮の務めをしたのです。彼らの多くは名前も分かりません。しかし、彼らは他の兄弟たちや同じ使命に生きる人々と力を合わせて働きました。神は人の助けを必要とするような方ではありません。しかし、神は人に仕える場を与え、その奉仕を喜んでくださるのです。
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歴代志上 9章14〜44節 2016年12月4日 |
レビびとの氏族の長であるこれらの者は歌うたう者であって、宮のもろもろの室に住み、ほかの務はしなかった。彼らは日夜自分の務に従ったからである。(33) レビ族の子孫の人々は、荒野の旅をしているときには天幕を運んだり、設置すること、またアロンとその子たちが祭司としての務めをするのを助けることが主な仕事でした。しかし、カナンの地に定住し、神の箱がエルサレムに運ばれ、ソロモンによって神殿が建設される中で、その仕事は、門を守る、務めの器を用意したり、香料や供えのパンを用意する、または歌を歌い、神を賛美する・・・など移り変わり、特化していきます。
彼らは自分の仕事に誇りを持っていました。たとえば門を管理する人々は神の家の周りに住みました。そうでないと誰が朝、門を開くでしょうか。パンを焼く人がいなかったら、毎日供えるパンが途絶えてしまいます。歌を歌う人々も、宮の中に住み、自分の務めに専念しました。自分に与えられた務めを果たすことに力をつくしたのです。そのようにしてそれぞれが与えられた働きを担い合い、忠実に歩むことによって礼拝が支えられていったのです。
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