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歴代志上 8章1〜40節    2016年12月2日

ネルはキシを生み、キシはサウルを生み、サウルはヨナタン、マルキシュア、アビナダブ、エシバアルを生んだ。ヨナタンの子はメリバアルで、メリバアルはミカエルを生んだ。(33〜34) 

 ベニヤミン族も非常に不思議な歩みをした部族です。ベニヤミン族は士師記十九章の事件をきっかけに部族ごと絶え果てるかと思われましたが、その部族の中からイスラエルの初代の王として、神はキシの子サウルを選ばれました。しかし、サウルが神に従わず、退けられる中で、神はユダに属するエッサイの子ダビデを王とされたのでした。
 サウルがギルボア山で戦死したとき、その子たちも倒れます。しかし、神はサウルの子ヨナタンの家を守られました。ヨナタンとダビデの間には深い友情があり、二人は契約を交わしていました。またヨナタンは深い信仰の持ち主でもありました。彼は戦いの中で父サウルと共に死ぬのですが、主はサウルをあわれみ、ヨナタンを覚えていてくださいました。サウルの家は途絶えませんでした。そして、千年後、もう一人のベニヤミン族のサウル(サウロ)が現れます。主はベニヤミン族を見捨てられなかったのです。



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