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歴代志上 6章1〜48節 2016年11月29日 |
その務をしたもの、およびその子らは次のとおりである。コハテびとの子らのうちヘマンは歌をうたう者、ヘマンはヨエルの子、ヨエルはサムエルの子、(33) 六章ではレビ族のことについて書かれています。レビはシメオンと共にシケムの人々を惨殺したために、父イスラエルの長子の特権の継承者からは除外されました。しかし、主はそのレビ族の中からモーセやアロンを選び、エジプトで奴隷であったイスラエルを救い出すことをされました。そして、それだけでなく、レビ族は、礼拝をつかさどる部族として選ばれ働くようになっていくのでした。
最初、荒野を旅している間は、レビ族は主の会見の幕屋を持ち運ぶ仕事をしていました。しかし、やがてイスラエルの民が定住し、またソロモンの時代には恒久的な神殿が建てられていく中で、彼らの仕事も徐々に変化していきます。主の宮で賛美するというのがとても重要な役割となっていくのです。そのリーダーのひとりがコハテびとのヘマンでした。このヘマンはサムエルの孫でした。サムエルの子はサムエルの誠実さを受け継ぐことができませんでしたが、その孫がそれを継承していったのでした。
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歴代志上 6章49〜60節 2016年11月30日 |
アロンとその子らは燔祭の壇と香の祭壇の上にささげることをなし、また至聖所のすべてのわざをなし、かつイスラエルのためにあがないをなした。すべて神のしもべモーセの命じたとおりである。(49) アロンはモーセの兄でした。口べただと尻込みするモーセを励ますために、神はアロンをモーセのそばに置いて、モーセの語る言葉をエジプト王パロに伝えさせたのでした。アロンはモーセのスポークスマンでした。しかし、主がイスラエルの民をエジプトから救い出され、シナイ山で契約を結ばれてからは、礼拝をつかさどる家として選ばれ、聖所の仕事をするようになります。特に聖所の奥の間である至聖所はアロンとその子孫である大祭司しか近づくことができませんでした。至聖所で主に仕え、特にイスラエルの民のためにあがないをすることがアロンと子孫に託された使命だったのです。それはアロンが人間的にすぐれていたということではありません。アロン自身も問題の多い人物でした。しかし、主はアロンを特別な働きのために聖別されたのです。
今、私たちは主イエスの救いの御業によって神に近づくことを許されています。神が私たちに託しておられる使命に忠実に応えていきたいと思います。
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