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歴代志上 11章1〜9節    2016年12月6日

こうしてダビデはますます大いなる者となった。万軍の主が彼とともにおられたからである。(9) 

 サウルが死んだ時、ダビデは最初から全イスラエルの王となったのではなく、まずはヘブロンでユダ族の王となりました。そして七年半後に、この十一章にあるように全イスラエルの王として立つことになります。
 ダビデがまだ子どもであった時、サムエルを通して油注がれ、語られた神の言葉を、全イスラエルの人々が主の言葉として受けとめたのです。ダビデはすでに油を注がれ、主に仕える者として、神に聖別されていました。しかし、この時、もう一度、全イスラエルの前で油を注がれて王として即位したのでした。神の召しは変わることはありません。それは彼の生涯の中で何回も更新され、確認されていったのです。
 ダビデは王となった時、難攻不落とされていたエルサレムをとって、そこをダビデの町と名づけます。元々のエルサレムは神殿の南に延びる丘の部分であり、深い谷に挟まれた自然の要害でもありました。聖書はダビデについて、「万軍の主が彼と共におられた」と記します。同じ主が私たちとも共にいてくださいます。 

歴代志上 11章10〜47節    2016年12月7日

民はペリシテびとの前から逃げた。しかし彼は地所の中に立ってこれを防ぎ、ペリシテびとを殺した。そして主は大いなる勝利を与えて彼らを救われた。(13〜14) 

 ダビデに仕えた勇士たちのことが書かれています。確かにダビデはすぐれたリーダーであり、信仰者であり、軍人でした。しかし、ダビデが王となって戦いに勝利し、また国を治めていくためには、命をかけてダビデを支えた勇士たちの存在が不可欠でした。彼らはダビデが望むこと、ダビデが喜ぶことでしたら、どんなことでもしました。ダビデを支えた勇士たちは自分が王になりたいと思わなかったでしょうか。いいえ、彼らは主の言葉に よってダビデが立てられていることを知り、それを受け入れて、ダビデと共に、ダビデのために戦ったのです。
 ダビデの三勇士の一人はドドの子エレアザルでした。イスラエルとペリシテとの間に戦いが起こったとき、民は皆、恐れて逃げてしまったということがありました。しかし、エレアザルは一人になってもそこから逃げませんでした。そして主は大いなる勝利を与えてくださったのでした。主に信頼してそこにとどまるひとりが求められています。



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