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箴言 10章1〜32節 2017年11月4日 |
憎しみは、争いを起し、
愛はすべてのとがをおおう。(12) ソロモンの箴言、いわば格言集です。列王記上四32ではソロモンは「箴言三千を説いた」と記録されています。私たちが怒りを感じるときに、それは正義の怒りであり、自分が怒るのは当然だと思います。ただ怒っているうちにそれが相手に対する非難となり、赦せない・・・という憎しみに変わっていくとしたら、私たちはよくよく注意しなければなりません。憎しみを抱き続けると、それは争いにつながり、最後には正義かどうかはどうでもよくなっていきます。相手を抑えつけ、服従させることが目的になってしまうのです。
愛は違います。愛は、とがをあげつらい、非難し、こき下ろすということではなく、愛はとがをおおっていきます。それはあったことを隠蔽してなかったことにするということではありません。もちろん、罪は罪です。悔い改めが不要になってしまっては困ります。しかし愛のあるところにはゆるしと平和が生まれ、また育っていくのです。
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