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箴言 7章1〜27節 2017年11月1日 |
わたしの戒めを守って命を得よ、
わたしの教を守ること、ひとみを守るようにせよ。(2) 箴言にはヘブル語の用法としてとても特徴的な「平行法」が多く用いられています。二行一組で「〇は△、そして(しかし)□は◇」と語ります。そのようにして、一行目で語ったことを二行目で言い換えたり、また一行目と逆のことを二行目で語ったりするのです。たとえば、今日取り上げた2節は同じことを言い換えて言っているということができます。ですから、「わたしの戒め」は二行目では「わたしの教え」と言い換えられています。「言葉」「戒め」「教え」・・・これらは皆同じことを言い換えているのです。
私たちは警告されたり、注意されることをときにうっとうしく思います。しかし、戒めをしっかり心にたくわえ、またそれに目をとめて守ることは、私たちの命につながります。ここでも夫のいる女性に言葉巧みに誘惑される若者のことが語られます。「私は大丈夫」とか「私は絶対そういう誘惑には陥らないから」と大事な戒めを聞き流すのではなく、自分もまた弱さを抱えている、つまづきやすい存在なのだということを知っている者でありたいと思います。
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