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レビ記 12章1〜8節 2015年9月20日 |
もしその女が小羊に手の届かないときは、山ばと二羽か、家ばとのひな二羽かを取って、一つを燔祭、一つを罪祭とし、祭司はその女のために、あがないをしなければならない。こうして女は清まるであろう。(8) 女性が出産したときに、宗教的には汚れを負うものとされ、そのきよめのためにある程度の日数が必要とされたということは、私たちには理解しにくいことに思えるかもしれません。血にはいのちが宿っているとされた中で、人の血を流すことは禁じられましたし、血を飲んだり、出血を伴うことがらについては、「汚れ」とされたのです。同時に、月経中や出産後の女性が汚れたものとされ、家にとどまり、他のものにも触れることを禁じられる中で、女性は様々な家事労働からも一時期解放され、ゆっくり休むことができたことでしょう。ここにも神の深い知恵があります。
清めのために必要な期間が過ぎたら、今度は燔祭や罪祭をささげてあがないをすることになっていました。燔祭のための小羊に手の届かない場合は、「山ばとのひな二羽か、家ばとのひな二羽」をささげるようにとされています。これは主イエスの両親が、主イエスの誕生の時にささげたささげものでもありました。主イエスは貧しい大工の息子として生まれてくださったのです。
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