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レビ記 7章1〜10節     2015年9月13日

祭司たちのうちのすべての男子は、これを食べることができる。これは聖なる所で食べなければならない。これはいと聖なる物である。(6)

 愆祭も罪祭と同じように、動物がほふられ、その血が祭壇の周囲に注がれました。それは罪を犯す者は本来死ななければならないのであり、その死ぬべき者が赦されるためには、命あるものが血を流して死ぬことによって、罪を犯した人の身がわりとなる必要があり、そのようにして、あがないが全うされなければならなかったのです。そして、そのすべての脂肪は火で焼いてささげられ、そして、残りの肉は祭司とその子たちが聖なる所で食べたのでした。また燔祭・罪祭・愆祭の動物の皮も祭司のものとされました。
 主は祭司たちの必要にも関心をもって彼らを支えられたのです。しかし同時に、主は祭司たちがその聖なるものにあずかるために、自分をきよいものとして保つこと、そしてそれをあくまでも聖なる所で食べることを命じられました。祭司たちは与えられたものを、畏れをもって扱うことを求められたのです。

レビ記 7章11〜38節     2015年9月14日

主の火祭は手ずからこれを携えてこなければならない。すなわちその脂肪と胸とを携えてきて、その胸を主の前に揺り動かして、揺祭としなければならない。(30)

 今日の箇所では酬恩祭について語られています。酬恩祭には感謝のためのささげもの、誓願のささげもの、自発のささげものなどがありましたが、基本的には、それは感謝と喜びと交わりのささげものでした。祭司はその動物の脂肪を祭壇の上で焼き、その動物の胸と右ももの肉は、祭司の取り分になりました。献げる人はその胸を揺祭として横に揺らすようにして神にささげ、またももの肉を挙祭として、上に持ち上げるようにしてささげて、両方とも神にささげられたものとして、祭司が受け取って食べました。残りは、ささげた本人とその家族、また友人・知人など、喜びを共にしたい人々と一緒にそれを食べたのです。
 ささげものは、献げる本人だけでなく、その周囲にいる人々にも喜びをもたらします。私たちは神が自らによくして下さったことを、喜びをもって証しし、その喜びを共に喜ぶのです。



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