バックナンバー
|
サムエル記上 29章1〜11節 2016年7月13日 |
その時、ペリシテびとの君たちは言った、「これらのヘブルびとはここで何をしているのか」。(3) イスラエルとペリシテの間に戦いが起ころうとしていました。ペリシテ人の地に寄留し、ペリシテの王の信頼を得ようと努力してきたダビデは、まさにサウル王との戦いを余儀なくされる状況にありました。王の前ではなんとかつじつまをあわせようとし、また調子のよいことを言いながら、まさにダビデは大きなピンチを迎えていました。イスラエルの王となるようにと、神に油を注がれたダビデがイスラエルの敵として戦うのでしょうか。人間的な手段や策略・知恵はどこかで行き詰まるものです。
しかし、絶体絶命のダビデを結果的に救うことになったのは、ペリシテの君たちでした。ペリシテ人の君たちは、ダビデがペリシテ軍に加わってイスラエルと戦うことに強く反対したのです。アキシ王はついに、ダビデを戦列から外す決断をします。ダビデは強く不満を表明しますが、そこには主の大きなあわれみと助けがありました。神はダビデがイスラエル軍と戦うことにならないように守られたのです。
|
|
|