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サムエル記上 24章1〜22節 2016年7月6日 |
ダビデは従者たちに言った、「主が油を注がれたわが君に、わたしがこの事をするのを主は禁じられる。彼は主が油を注がれた者であるから、彼に敵して、わたしの手をのべるのは良くない」。(6) ペリシテ人が国に侵入してきたことによって、ダビデを追うことをいったんは中断したサウルでしたが、一息つくと、またダビデを追い、迫ってきました。そしてダビデたちが洞穴の奥に潜んでいたときに、サウルもその洞窟に入ってきて休息をとったのでした。自分たちが潜んでいる洞穴にサウルが入ってきたのを見て、驚き、じっと息をひそめていたダビデたちでしたが、サウルたちが自分たちの存在に気づくことなく無防備に休んでいるのを見て色めきだちます。そしてダビデにサウルを討ち取るまたとないチャンスですと口々に言うのでした。しかし、ダビデは「主が油を注がれたわが君」とサウルを呼び、自分の手を下すことをしませんでした。それどころか、その時に、サウルの衣のすそを切り取ったことに、心の責めを感じたほどです。
休息を終えて立ち去ろうとしたサウルは後ろからダビデに声をかけられてどんなに驚いたことでしょう。主を恐れるダビデの姿を見ます。
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