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サムエル記上 10章1〜16節 2016年6月14日 |
その時、主の霊があなたの上にもはげしく下って、あなたは彼らと一緒に預言し、変って新しい人となるでしょう。(6) サムエルはサウルと二人きりになって、彼の頭に油を注ぎます。それはサウルが神に選ばれて特別な使命に生きる者とされていることを示していました。しかし、イスラエルには今まで王はいなかったのです。王となる方も初めてですし、王に仕える側も初めてです。本当にそのようなことができるのでしょうか。
サムエルは、サウルに主の霊が与えられることを告げたのでした。サウルがサムエルを離れて去ったとき、神はサウルに新しい心を与えられました。そして、預言者の一群に出会った時、サウルの上にも主の霊が激しく下り、彼は新しい人になって、主の言葉を語る者とされたのでした。
私たちもまた主によって選ばれ、立てられて主の業をして行こうとするとき、どうしても主の霊に満たされ、主に新しい心を与えられ、新しい人に変えていただく必要があります。主はそのことをあなたにもしてくださるのです。
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サムエル記上 10章17〜27節 2016年6月15日 |
サムエルはすべての民に言った、「主が選ばれた人をごらんなさい。民のうちに彼のような人はないではありませんか」。民はみな「王万歳」と叫んだ。(24) 神はすでにサムエルにサウルが王となるべきことを示され、またサムエルは神の言葉に従ってサウルに油を注いでいましたが、イスラエルの最初の王を立てるために、サムエルは主の前でくじを引き、主が確かにサウルを選び立てておられるのだということを民に示します。くじに細工がしてあったというわけではありません。確かに主はサウルを王としようとしておられたのです。
サウルがくじに当たったとき、サウルはそこにいませんでした。彼は荷物の間に隠れていたのです。まさに、サウルがサムエルに言っていたように、自分がその働きにふさわしくないことをサウルは知っていたのです。ここにサウルの謙虚さを見ます。サウルは主が立てられた器だったのです。
サウルが紹介されたとき、民の中には主の選びに納得できず、サウルを受け入れられない人もいました。しかし、そういう人たちも、やがてサウルが主の器であることを認めざるを得なくなったのでした。
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