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サムエル記上 8章1〜22節 2016年6月11日 |
主はサムエルに言われた、「民が、すべてあなたに言う所の声に聞き従いなさい。彼らが捨てるのはあなたではなく、わたしを捨てて、彼らの上にわたしが王であることを認めないのである」。(7) 幼いときから主に仕えてきたサムエルも年老いていきました。サムエルには二人の息子たちがいて、その息子たちも、サムエルと同じようにイスラエルを治める仕事をするのですが、息子たちはサムエルとは違って賄賂をとって判決を曲げるような生き方をしていました。そして、そのことはみんなに知れていました。
人々はサムエルの死後のことが心配になります。それと共に、自分たちも他の周辺諸国と同じように王がほしいと願うようになったのでした。しかし、サムエルは人々のそのような求めを聞いた時、とても複雑な思いになります。それは民の心が自分や息子たちから離れていることを感じたというよりも、イスラエルの民が、周辺諸国を手本にしていくことによって、神の民として生きることをやめてしまうのではないかという不安だったことでしょう。イスラエルにおいては主が王だったのです。主はあなた王ですか。
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