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サムエル記上 4章1〜22節 2016年6月6日 |
シロへ行って主の契約の箱をここへ携えてくることにしよう。そして主をわれわれのうちに迎えて、敵の手から救っていただこう。(3) さてイスラエルとペリシテ人との間に戦いが起こります。ペリシテ人とは、イスラエルの南西部、今で言うガザ地区と言われる地中海側の地域に住む民でした。そして、イスラエルはその戦いに敗れてしまいます。なぜ、自分たちは敗れたのか、彼らはその敗因を考えます。そして、彼らは「主をわれわれのうちに迎えよう」と言います。戦いに際して主にすがろうとすることはよいことだったと思います。しかし、彼らはまるで、主の臨在を象徴する主の契約の箱を陣営に持ってくれば主は救ってくださるかのように考えたのでした。
戦いはイスラエルの惨敗に終わります。先の戦い以上に多くの人々が倒れ、神の箱はペリシテ人に奪われ、祭司エリの二人の息子は殺され、また祭司エリもまた神の箱を奪われたショックで倒れて死んでしまいます。
イスラエルの民は根本的な出直しを必要としていました。自分たちの罪を悔い改めて主の御前にへりくだることが必要だったのです。
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