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サムエル記上 21章1〜15節 2016年7月1日 |
ダビデはその日サウルを恐れて、立ってガテの王アキシのところへ逃げて行った。(10) ダビデは祭司アヒメレクの元に身を寄せます。けれども、アヒメレクはダビデがひとりであるのを見て、尋常ではない何かがあることを感じて恐れます。しかし、アヒメレクはダビデの求めに応じて、供えのパンとゴリアテの剣を渡したのでした。
ダビデはサウルを恐れて、ペリシテ人の地に身を寄せます。しかし、そこもダビデの安住の地ではありませんでした。そもそもダビデはペリシテ人ゴリアテとの戦いで頭角を現していったのです。そしてガテはそのゴリアテの故郷でした。確かにあのときにはダビデは子どもで、今は青年であったでしょう。しかし「サウルは千を撃ち殺し、ダビデは万を撃ち殺した」と女たちが歌い交わしたことはペリシテ人たちの間でも知られていました。
ダビデはガテの王アキシを恐れて、狂人のふりをします。生きるためとはいえ、あの信仰の人、神に愛されたダビデが・・・と思います。恐れにとらわれてしまった人の姿がここにはありました。
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