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サムエル記上 12章1〜25節 2016年6月17日 |
また、わたしは、あなたがたのために祈ることをやめて主に罪を犯すことは、けっしてしないであろう。わたしはまた良い、正しい道を、あなたがたに教えるであろう。(23) サウルが王としての地位を確立していく中で、サムエルは士師としての働きを終えていきます。この十二章はサムエルの隠退の記事とも言えます。彼は自分がその働きを終えていくにあたって、まず自分が民に対して不正や罪を犯していないかを問います。そして、イスラエルの歴史をひもときながら、今回の、王がほしい、王がいなければダメだ、と求めたイスラエルの民が、王を求めることによって主を拒んだのだということに気づかせたのでした。
サムエルは、民に対して、主が選び立てられた王と共に、主を恐れ、主に従い、主に仕えるようにと勧めます。そして、イスラエルの民のために祈り続けることを約束したのでした。サムエルにとって、祈ることをやめるということは罪でした。それはまさに母の胎の中にあるときからサムエルに与えられた大切な使命だったのです。私たちも誰かのためにとりなし続けるようにと求められているのではないでしょうか。
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