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列王記下 23章1〜20節 2016年11月19日 |
その時ヨシヤは「あそこに見える石碑は何か」と尋ねた。町の人々が彼に「あれはあなたがベテルの祭壇に対して行われたこれらの事を、ユダからきて預言した神の人の墓です」と言ったので・・・(17) ヨシヤ王は契約の書を民全体の前で読み、そして、民は皆、もう一度、主との契約に加わります。主に従うということは、主に従うことと相容れないものを取り除き、それから離れていくということを含んでいます。彼らは偶像を打ち壊し、異教の祭壇を破壊していきます。ヨシヤは南王国に止まらず、旧北王国の地にも入って行って、ベテルに設置されていたネバテの子ヤラベアムの祭壇を破壊します。ベテルに築かれた祭壇は北王国が主から離れていく最初のきっかけになったものでした。
ヨシヤはとても熱心でした。彼はそこで一つの石碑に気づきます。そこにあったのは、三百年前にヨシヤ王のことを預言した預言者の墓でした(列王上十三2参照)。ヨシヤは厳粛な思いにさせられたに違いありません。主は語り、主は語った通りに行われました。主はヨシヤのことを彼が生まれるずっと前から知っておられたのです。
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列王記下 23章21〜37節 2016年11月20日 |
ヨシヤのように心をつくし、精神をつくし、力をつくしてモーセのすべての律法にしたがい、主に寄り頼んだ王はヨシヤの先にはなく、またその後にも彼のような者は起らなかった。(25) ヨシヤは偶像を徹底的に取り除くとともに、盛大に過越の祭を祝いました。過越の祭は主がエジプトで奴隷であったイスラエルの民を解放してくださったことを記念するイスラエル社会の中でも一番大切な祭です。ヨシヤは「心をつくし、精神をつくし、力をつくして」主に従い、主に寄り頼みました。
しかし、ヨシヤ王は非業の死を遂げます。アッスリヤに向かっていたエジプトの王を迎え撃って、メギドで戦死したのでした。まさにヨシヤはここでしなくてもよい戦いをして死んでしまいました。ヨシヤの死後、南ユダ王国が滅びに向かってまっすぐ進んで行ってしまったことを思うと、このヨシヤの死はとても残念なものです。
ヨシヤの死後、思いがけず王となったエホアハズは三か月で交替し、続いてその兄弟エホヤキムが王となります。しかしヨシヤの後継者たちはまた悪を行い続けるのでした。
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