バックナンバー
|
列王記下 14章1〜16節 2016年11月3日 |
あなたは大いにエドムを撃って、心にたかぶっているが、その栄誉に満足して家にとどまりなさい。何ゆえ、あなたは災をひき起して、自分もユダも共に滅びるような事をするのですか。(10) 南ユダ王国ではアマジヤが王となります。アマジヤは父ヨアシが歩んだように主の目にかなう歩みをし、ユダ王国の南に住んでいたエドム人に対して大勝利をおさめます。アマジヤは、次に北王国イスラエルのヨアシ王に使者を送り、戦いを挑みます。
しかし北王国のヨアシ王は南王国のアマジヤ王に対して、エドムに対して勝ったからといって調子に乗って無用の戦いを挑むことはやめるようにと警告したのでした。しかし、アマジヤ王はヨアシ王の警告を受け入れようとしません。ついに、北王国と南王国の間に戦いが起き、南王国は北王国に大敗を喫したのでした。
勝利を得たとき、祝福をいただいたとき、成功しているときには、私たちは往々にして調子に乗り、自分が何者かでもあるかのように高ぶりやすいものです。成功したときこそ、謙虚になり、また人の話を聞ける者でありたいと思います。
|
列王記下 14章17〜29節 2016年11月4日 |
しかし主はイスラエルの名を天が下から消し去ろうとは言われなかった。そして彼らをヨアシの子ヤラベアムの手によって救われた。(27) 北イスラエルの王ヨアシの後、王位を継いだのはその子ヤラベアムです。北王国初代の王であったヤラベアムと区別するために、ヤラベアム二世と呼んだりします。ヤラベアム二世も、北王国の歴代の王と同じように、ヤラベアム一世がベテルとダンに置いた金の子牛を礼拝する罪から離れることはありませんでした。イスラエルには多くの災いが臨み、誰もイスラエルを助けるものがいない中で、大きな困難の時を過ごしていました。確かに北王国イスラエル自身が招き寄せた災いだったと言えます。しかし、あわれみに富んだ主は、イスラエルの悩むのを見ていることができなくなりました。そして、そのしもべ預言者ヨナを遣わし、またヤラベアム二世を興して北イスラエルを救われたのでした。ヤラベアム二世は四一年という長期にわたって北王国を治め、イスラエルは領土を回復したのでした。主は北王国をもあわれんで、悔い改めて帰ってくることを待っておられたのです。
|
|
|