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列王記下 21章1〜26節 2016年11月17日 |
しかし彼らは聞きいれなかった。マナセが人々をいざなって悪を行ったことは、主がイスラエルの人々の前に滅ぼされた国々の民よりもはなはだしかった。(9) 十五年命を長くしていただいたヒゼキヤはどのような十五年間を過ごしたのだろうかと思います。確かにこの十五年間の中で、主はヒゼキヤを用いて南ユダ王国に平和と勝利をお与えになりました。しかし彼の死後、国が大きく主の道からそれていったことに大きな痛みを感じます。ヒゼキヤの死後、十二歳のマナセが王位を継ぎます。マナセ自身も経験不足だったでしょうし、このような若い王が国を治めるときに、その取り巻きの者たちがマナセを偶像礼拝に引き込んでしまったのでしょう。
ただそれでもマナセは王でした。彼は偶像礼拝や異教の習慣にどっぷりつかっていきます。そして国の民を罪の中に迷い出させたのも彼でした。彼が五五年の長い治世を全うしたのは、決して神が彼の生き方を認められたからではなく、神の忍耐とあわれみのゆえです。
神はなおもマナセに預言者を送り、裁きを告げられます。神はマナセにも悔い改めを期待しておられたのです。
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