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列王記下 20章1〜11節 2016年11月15日 |
あなたの父ダビデの神、主はこう仰せられる、わたしはあなたの祈を聞き、あなたの涙を見た。見よ、わたしはあなたをいやす。(5) ヒゼキヤ王は病気になって死にかかったことがありました。預言者イザヤがヒゼキヤのもとを訪ね、「あなたは死ぬので、遺言をするように」と語ったのでした。この頃、ヒゼキヤはおよそ四十歳。確かに主に仕えて、真実に生きようとしていたヒゼキヤとしては、あまりにも唐突で、あまりにも早い、という思いがあったのは当然でしょう。彼は横になったまま顔を壁の方に向けて泣きながら主に祈りました。主はヒゼキヤの祈りに答えて、「わたしはあなたの祈りを聞き、あなたの涙を見た。見よ、わたしはあなたをいやす」と約束してくださったのでした。そして主が語られた通りに、主はヒゼキヤをいやし、三日目には、主の宮に上って礼拝ができるようになりました。主はヒゼキヤを通して南ユダ王国に救いを与えて下さったのでした。
主は今も、私たちの祈りを聞いてくださいます。そして祈りに答えてくださるお方です。
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列王記下 20章12〜21節 2016年11月16日 |
ヒゼキヤは彼らを喜び迎えて、宝物の蔵、金銀、香料、貴重な油および武器倉、ならびにその倉庫にあるすべての物を彼らに見せた。家にある物も、国にある物も、ヒゼキヤが彼らに見せない物は一つもなかった。(13) 神はヒゼキヤの死の病を、彼の涙の祈りを聞いていやしてくださいました。そんな時、バビロンからの使者がヒゼキヤを訪ねます。彼が病気だという噂を聞いてお見舞いにやって来たのです。もちろん、この時代、表向きのご挨拶の裏に、多くの駆け引きがあったことはヒゼキヤもよく知っていたはずです。しかし、ヒゼキヤはこのバビロンからの使者を非常に喜び、最大限の接待をします。しかし、イザヤはこの時のヒゼキヤの態度に非常に大きな不快感を示します。バビロンというと、この当時の世界の覇者であったアッスリヤに対する最大の抵抗勢力の一つです。そのバビロンに認められたと無邪気に喜ぶヒゼキヤに対する警告であると共に、多くの注解者たちは、このバビロンの使者たちはヒゼキヤに自分たちと同盟を結ぶことを持ちかけたのではないかと言います。まさにこれはどこまで主に信頼するかというヒゼキヤに対する神のテストでもあったのです。
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