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列王記下 2章1〜18節 2016年10月9日 |
エリヤはエリシャに言った、「わたしが取られて、あなたを離れる前に、あなたのしてほしい事を求めなさい」。エリシャは言った、「どうぞ、あなたの霊の二つの分をわたしに継がせてください」。(9) エリヤが主の御許に帰る日が近づいていました。どんなにすばらしい主の器もこの地上での働きを終える日が来ます。エリヤはギルガルからベテルへ、そしてエリコへヨルダンへと移動します。エリヤが主の御許に帰る日が来ていることはエリシャにも他の預言者たちにも明らかでした。
やがてヨルダンの向こうにエリシャと共に立ったエリヤは「あなたのしてほしいことを求めなさい」と言います。エリシャは「あなたの霊の二つの分を」と言います。これは二倍の霊力を、という求めではなく、イスラエルにおいて、長男が他の兄弟の二倍の財産を相続したことから、エリヤの正式な後継者、一番弟子としてほしいとの求めだと言います。私たちも信仰の先輩たちのよいものをぜひ受け継がせていただきたいと思います。エリヤは火の戦車に乗って天に凱旋します。エリヤの霊はその日からエリシャの上にとどまったのでした。
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列王記下 2章19〜25節 2016年10月10日 |
エリシャは水の源へ出て行って、塩をそこに投げ入れて言った、「主はこう仰せられる、『わたしはこの水を良い水にした。もはやここには死も流産も起らないであろう』」。(21) ある町で、水が悪くて流産を起こすということがありました。エリシャは新しい皿に塩を盛って持ってこさせます。エリシャはその塩を水源に投げ入れて、主の言葉を告げます。「わたしはこの水を良い水にした」。そして、その通りになったのでした。塩にはいろいろな意味があります。塩は、私たちの生存のために必要なもので、腐敗を防ぎます。またイスラエルでは契約を結ぶためにも用いられました。この塩に特別な効力があったということではありません。主がそこに恵みを注ぎ、きよめのわざを行って、その水を良い水にしてくださったのです。
続く話はとても恐ろしい話です。エリシャのことをあざけった小さい子どもたちが熊に襲われて死んでしまったのです。私たちは子どもの言うことなのだからと思いますし、また主の名をもって呪ったエリシャも大人げないと思うかもしれません。ただエリシャも彼らに警告したでしょうし、また子どもであっても、その年齢に応じて分からなければならないことがあるのです。
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