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列王記下 5章1〜19節 2016年10月16日 |
彼はすべての従者を連れて神の人のもとに帰ってきて、その前に立って言った、「わたしは今、イスラエルのほか、全地のどこにも神のおられないことを知りました。(15) スリヤの国にナアマンという将軍がいました。彼は非常にすぐれた軍人でしたが大きな悩みを抱えていました。彼は重い皮膚病だったのです。彼は自分の家に連れてこられていたイスラエルの少女の話を聞いて、イスラエルに来てエリシャの家を訪ねます。しかしエリシャは顔も出さずに、使者を通して、ヨルダン川で七回身を洗うようにと言うのでした。ナアマンは怒ってスリヤに帰ろうとします。エリヤの応対、そして彼に命じられたことはナアマンの期待とは全く違っていたからです。しかししもべたちに諭されて、ナアマンはエリシャの言った通りにします。そして、ナアマンはすっかり癒されて、幼な子の肉のように若々しいものによみがえったのです。
ナアマンはエリシャに感謝し、また神を讃美します。ナアマンは言います。「イスラエルのほか、全地のどこにも神はおられない」。ナアマンはスリヤに帰って行きます。しかし、彼はそこから神を信じる者として生きていく決断をしたのでした。
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列王記下 5章19〜27節 2016年10月17日 |
エリシャは言った、「あの人が車をはなれて、あなたを迎えたとき、わたしの心はあなたと一緒にそこにいたではないか。今は金を受け、着物を受け、オリブ畑、ぶどう畑、羊、牛、しもべ、はしためを受ける時であろうか。(26) ナアマン将軍はエリシャにお礼を渡そうとするのですが、エリシャはそれを固く拒みます。エリシャは物やお金に縛られることはありませんでした。ナアマンは全く下心なくただ感謝の気持ちからそのことをしようとしていたでしょう。しかし、エリシャは金品を受け取り始めると何が起こるのかを知っていたのです。
けれども、エリシャのしもべゲハジは、そんなエリシャが理解できません。彼も「主は生きておられる」と言います。しかし、そこから出る彼の生き方はエリシャとは全く異なるものでした。ゲハジはナアマンを追い、嘘をついて晴れ着と大量の銀を受け取ったのでした。ゲハジは何食わぬ顔でエリシャのもとに戻ります。しかし、エリシャはゲハジのしたことを全部知っていました。私たちが何かをする時、そこに主がおられるということを、いつも覚えたいと思います。ゲハジはナアマンの重い皮膚病を負うことになります。
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