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ヨシュア記 20章1〜9節 2016年4月15日 |
イスラエルの人々に言いなさい、「先にわたしがモーセによって言っておいた、のがれの町を選び定め、あやまって、知らずに人を殺した者を、そこへのがれさせなさい」。(2〜3) 主はヨシュアに命じて、イスラエルの中に六つの逃れの町を定めさせなさいます。それは主がすでにモーセに語り、モーセがイスラエルの民に語っていたことでした。ヨルダン川の西側に三つ、東側に三つ。そして、それぞれ北部・中部・南部とそれぞれの地域に逃れの町を設け、あやまって人を殺してしまった人が復讐者の手によって殺害されないように守られたのでした。
もちろん、故意の殺人は死に定められていました。しかし、避けられない偶発的な事故によって、人が死んでしまうことがあります。そのような場合、その死に対して責任を問われて、恨みや憎しみの中で人が死ぬことがないようにと神は逃れの町を備えてくださったのです。
それは無作為の殺人に関わることになってしまった人の命を守ると共に、憎しみや恨みの連鎖をもたらしかねないような殺人から被害者の家族をも守ることになったのです。
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