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ヨシュア記 19章1〜51節 2016年4月14日 |
これらは、祭司エレアザル、ヌンの子ヨシュア、およびイスラエルの子孫の部族の族長たちが、シロにおいて会見の幕屋の入口で、主の前に、くじを引いて分け与えた嗣業である。こうして地を分けることを終った。(51) 土地の分割というのは決してやさしいことではなかったことでしょう。人数の多さに応じて土地の広さが決まっていったと言っても、少しでも広い土地、少しでも豊かな土地、城壁で囲まれた町、川や泉があり、山というより平地がほしいというのは、共通した願いであったはずです。
土地の分割は会見の幕屋の入り口でなされました。それは主の臨在をあらわす場所でした。ここで土地を割り当てられたら、子々孫々ずっとその土地を受け継いで行くことになります。それはとても重大なことです。だからこそ、民は皆、主の御前に近づいて、くじを引きます。それは偶然に身をゆだねるというよりも、その背後にあって、自分たちの決定を導かれる主がおられることを共に認めたのです。そこには人間的な思いが入り込む余地はありませんでした。そして、そこでくじを引いたみんなが、与えられた土地を、主が自分たちに与え、託してくださった地として受けとめたのです。
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