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ヨシュア記 15章1〜63節 2016年4月10日 |
彼女は答えて言った、「わたしに贈り物をください。あなたはネゲブの地に、わたしをやられるのですから、泉をもください」。カレブは彼女に上の泉と下の泉とを与えた。(19) ユダ族の人々の割り当てられた土地の四方の境が定められ、その領地に含まれる町々村々が列挙されています。
十四章にも登場したカレブはユダ族のリーダーでした。ヨシュアと共に信仰の戦いを戦った人物としてユダ族をはじめ、イスラエル全体の尊敬を集めていたことでしょう。またカレブの属しているユダ族はイスラエル最大の部族であり、ヨシュアの属していたエフライム族の二倍以上の人口を抱え、またイスラエルの十二人の子どもたちの中でも長子の権を受け継いでいました。しかし、神がモーセの後継者として立てられたのはカレブではなくヨシュアでした。しかし、カレブはそのことを受け入れ、自分に与えられた働きに徹するのです。
カレブは自分の娘アクサの結婚に際し、上の泉と下の泉を与えます。水源を与えられることは豊かな祝福につながりました。遠慮なく泉を求めたアクサに、カレブは豊かに報いたのでした。
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