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士師記 21章1〜25節 2016年5月25日 |
こうして民は、主がイスラエルの部族のうちに欠陥をつくられたことのために、ベニヤミンをあわれんだ。(15) ギベアの人々の罪に対する戦いは勝利に終わりましたが、その勝利は何とも後味の悪いものでした。勝利を主に感謝すると共に、罪のゆえに滅んでいったベニヤミンの人々のゆえに、イスラエルの民は深い嘆きと心の痛みを覚えます。残ったのはリンモンの岩に隠れた六百人だけでした。まさにイスラエル十二部族の一つが消えようとしていました。イスラエルの民はこの戦いに際して、ベニヤミンの人々に自分の娘たちを妻として与えないという誓いをしていました。そのゆえに六百人のベニヤミンの残りの人々は結婚もできません。イスラエルの民はその戦いに参加しなかったヤベシ・ギレアデを討って、そこで四百人の花嫁たちを得、またシロでもたれる主の祭の時に、後の二百人の花嫁たちをベニヤミンのために備えることにしました。
ベニヤミン族は滅亡寸前で保たれました。ベニヤミン族は自分たちの罪を恥じるところから再生していくことになります。そして後にはイスラエルの最初の王であるサウルが出、またこの部族は最後までダビデ王家を支えることになります。
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