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士師記 5章1〜23節 2016年4月28日 |
主をさんびせよ。もろもろの王よ聞け、
もろもろの君よ、耳を傾けよ。
わたしは主に向かって歌おう、
わたしはイスラエルの神、主をほめたたえよう。(2〜3) デボラは歌い、アビノアムの子バラクは歌います。バラクの軍隊には一万人の兵隊がいました。しかし、彼らはその大勝利を与えて下さったのがまさに主ご自身であることを知っていました。
そして、そこにはデボラの語る主の言葉に信頼して、立ち上がっていった人々がいました。14節以降のところには、このカナンの王ヤビンとの戦いにおいてはイスラエルの民が必ずしも一枚岩ではなかったことが分かります。バラクに従って行ったのは、主によって名指して立てられたナフタリとゼブルンの人々、デボラが住んでいたエフライムの人々、そしてベニヤミンやイッサカルの人々でした。しかし、ルベンやダン、ギレアデ(ガドかマナセのどちらか)、またアセルの人々は戦いに参加しませんでした。「ルベンの氏族は大いに思案した」という言葉が繰り返されます。考え、迷って、動こうとしなかった民は、神さまの勝利を経験することができませんでした。
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士師記 5章24〜31節 2016年4月29日 |
ケニびとヘベルの妻ヤエルは、
女のうちの最も恵まれた者、
天幕に住む女のうち最も恵まれた者である。(24) このイスラエルとカナンの王ヤビン、そしてイスラエルを震え上がらせていた将軍シセラとの戦いにおいて、一番活躍し、大切な役割を担ったのは女性たちでした。 主の言葉を聞いてイスラエルの民を励まし、アビノアムの子バラクを励ましたのは女預言者デボラでした。そして、将軍シセラを討ち取ったのはケニ人へベルの妻ヤイルでした。デボラがバラクに語った通りになりました。
ケニ人とは遊牧民族で、モーセのしゅうとエテロもケニ人でした。ケニ人は、イスラエルの民がエジプトを出た後、請われて、イスラエルと荒野の旅を共にし、カナンの地にも住むようになったのでしょう。
ケニ人ヘベルはカナンの王ヤビンと良好な関係をもっていたため、シセラはヤイルにも油断したのでしょう。しかし、このところでヤイルは自分たちの旗色を鮮明にしたのでした。主は女性たちに語られ、女性たちを用いられます。
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