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士師記 18章1〜31節 2016年5月21日 |
そのころイスラエルには王がなかった。そのころダンびとの部族はイスラエルの部族のうちにあって、その日までまだ嗣業の地を得なかったので自分たちの住むべき嗣業の地を求めていた。(1) ダン族はなかなか自分の嗣業の地を得ることができませんでした。ヨシュアによって土地の割り当ては受けていたのですが、その地を得ることができないという中で、彼らは自分たちの嗣業の地を探し求めます。ダン族の勇者五人が各地を回っていく中で、彼らはミカの家に行き、その家に偶像の神がまつられており、またそこで祭服を着て働くレビ人の青年を見たのでした。
やがてダン族の人々はとても攻めやすい穏やかなライシの町を見た時に、自分たちに割り当てられていた地を捨ててずっと北方にあるライシの地を攻め取ろうということに決めます。そしてダン族の人々はライシに攻め上る前にミカの家から偶像と祭司を奪い取っていくのでした。正しい指導者がいないということどんなに大きな混乱を引き起こすかを思います。黙示録七章の十二部族のリストにはダン族が抜けています。ここで神に与えられた嗣業を軽んじたためだとも言われています。
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