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士師記 20章1〜17節 2016年5月23日 |
イスラエルの人々がエジプトの地から上ってきた日から今日まで、このような事は起ったこともなく、また見たこともない。この事をよく考え、協議して言うことを決めよ。(30) 十九章もまた「そのころ、イスラエルには王がなかった時・・・」と言って、王がいなかったことが人々の間に無秩序や不法がはびこっていた理由とされています。けんかをして実家に帰ってしまっためかけの女を連れ戻しに来たレビ人が、異邦人の地に泊まるのは心配だと、わざわざ寄ったギベアの地で事件は起こりました。ギベアの町のひとりの老人の家に宿を取っていたとき、その町の悪い者たちが、旅人を襲い、結局、めかけの女が散々乱暴されて死んでしまったという事件でした。
その主人は、そこで起こったことをイスラエル中に知らせます。本当にかつて火と硫黄で滅ぼされてしまったソドムやゴモラであったようなことがイスラエルの国の中でも起こっていました。人々はこのことを放置しておくわけにはいかないと集まってきたのでした。教会はあるべき姿を失っていないでしょうか。自らの姿勢も問い直したいと思います。
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士師記 20章18〜48節 2016年5月24日 |
これがためにイスラエルのすべての人々すなわち全軍はベテルに上って行って泣き、その所で主の前に座して、その日夕暮まで断食し、燔祭と酬恩祭を主の前にささげた。(26) イスラエルの兵士は四十万人、ベニヤミン族の兵士は二万六千人、そしてギベアの精兵が七百人でした。数だけから言ったら、イスラエルの楽勝に見えたかも知れません。イスラエルの人々は主に問い、ユダ族が先頭に立って戦いに出て行きます。しかし、その戦いでイスラエル軍は二万二千人を失います。人々は主の前に泣いて、主に問い、次の日も戦いに出て行くのですが、次の日もベニヤミン族に撃ち破られて、一万八千人が倒れます。イスラエルの軍勢は、ベテルに行き、そこで主の前に泣き、断食し、主にささげものをささげて、もう一度主に尋ねたのでした。そして主は勝利を約束してくださったのでした。
それはとてもつらい戦いだったことでしょう。しかし、主の民として存在し続けて行くために、どうしても必要な戦いでした。そして、祈りつつ、勇気を出し、御言葉を信じて出ていった民に、主は勝利を与えてくださったのでした。
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